-オナルプスの手違い-

映画の感想やら日記やら告知やら。基本的にネタバレなし。

2013年劇場鑑賞

ライジング・ドラゴン

監督:ジャッキー・チェン ジャッキー・チェン最後のアクション超大作ということで物凄く期待していったのだが・・・。というのも、映画館でジャッキー・チェンの映画を観た記憶がない。俺のジャッキー童貞を奪った作品である。 問題の物語は本当に面白くな…

ヒッチコック

監督:サーシャ・ガヴァシ サスペンスの神様ヒッチコックの『サイコ』誕生秘話を映画化。 所謂伝記映画なのだが、ヒッチコックのそれらしく冒頭からシニカルで、映画という実態のない作品に対する人間の姿勢が真摯に見えるし滑稽にも見える。人生のあらゆる…

パラノーマン ブライスホローの謎

監督:サム・フェル 周りの評判とは違って、俺はあんまりヒットしなかった。んむ。ヒットしなかった映画は観てすぐ書かないと忘れちゃう。そして忘れた。とりあえず覚えていることを書く。 ストップモーションアニメは大好きだが、3D映像にすることにより全…

だいじょうぶ3組

監督:廣木隆一 間違いなく今年の問題作の一つになったこの映画。予告で感動を推しているのに、中身は浅い感動を狙った演出が全体を占めるが、手も足もない先生を演じる乙武さんが爆走したりサッカーしたりするところを躍動感溢れる手持ちカメラで狙うショッ…

ドラゴンボールZ 神VS神

監督:細田雅弘 あのドラゴンボールZのブウ編から四年後、それがこの映画の舞台。 『最強、始動。』とは悟空のことじゃなかった! ドラゴンボール劇場版はなんと17年ぶりの映画ということで、久しぶりとかいうレベルではない。それでもこの規模、この人気と…

シュガーラッシュ

監督:リッチ・ムーア ディズニークラシックス52作目にして、驚くほど異端でもあり物凄くディズニーらしい傑作が生まれた。 僕等の世代では大乱闘スマッシュブラザーズという傑作ゲームが流行したのだが、この映画はそんなお祭り映画にならないように絶妙な…

クラウドアトラス

監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ 超 絶 傑 作。 俺も、救世主を生み出すような映画を撮るんだ。決めたんだ。 語り継がれるであろうカルトSF映画の金字塔がまたひとつ生まれたのだ。 ああ、傑作。

キャビン

監督:ドリュー・ゴダード Twitterで「予告を絶対に観るな!」と皆が騒いでいたので、情報を一切いれずに鑑賞。皆様ありがとう。感謝。最高の体験が出来ました。 ただのホラー映画かと思いきや、ありとあらゆるネタをゴチャゴチャにして無理矢理一本のシナリ…

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

監督:寺本幸代 『ドラえもんの鈴が盗まれる×ひみつ道具博物館へ行く』というキャッチーすぎるネタが俺の鑑賞意欲をくすぐったので鑑賞。なぜドラえもんの鈴が盗まれたのか、怪盗DXの狙いは? 日曜の真っ昼間、関西最大級のスクリーンでチビッ子達に囲まれな…

オズ はじまりの戦い

監督:サム・ライミ 『死霊のはらわた』から三十年が経ち、スパイダーマンシリーズを撮り、傑作『スペル』を撮り、サム・ライミ監督がついにディズニー映画を撮るようになり・・・そんな歴史をちょこちょこ感じさせるこの『オズ はじまりの戦い』はサム・ラ…

フライト

監督:ロバート・ゼメキス 予告編を観た限り、立派な飛行操縦士が飛行機トラブルにより事故に巻き込まれたが奇跡のテクニックで英雄に。だが、その操縦士に飛行機会社が罪をなすりつけようとする緊迫サスペンス映画だとばかり思っていたら、もうほんとに全然…

ジャンゴ 繋がれざる者

監督:クエンティン・タランティーノ アカデミー賞で脚本賞を受賞したタランティーノの西部劇ならぬ南部劇。 タランティーノ監督のジャンゴということで映画的遊びが満載で爆発しまくり血飛びまくりかと思いきや、まさかまさかの超がつくほどの優等生映画だ…

横道世之介

監督:沖田修一 予告編から泣ける感動作なのかなーと単純に想像してたけど、二手も三手も上手をいくどえりゃー傑作だったとよ!!!! 予告編で観客の想像を全く違う方向へ向かせたのは大成功。こういう予告編の作り方はとても好きだ。最近のラストシーンの…

世界にひとつのプレイブック

監督:デヴィッド・O・ラッセル 新しいラブストーリー?新しい闘病モノ? 暗い内容を編集と音楽で無理矢理コントラストをつけ明るく演出し、ここぞというときに斬り込んでくる快作。役者陣も素晴らしい好演で、無駄がひとつもなかった。役、事件などの無駄を…

ジャッジ・ドレッド

監督:ピート・トラヴィス ネオB級映画、ここに誕生!!! Twitterで面白いという感想をチラチラみたので公開日にソッコーで劇場へ。 これが素晴らしかった。最高。なんで2013年に作ってるのにこのデザイン?このセンス?90年代B級SF映画をリスペクトしすぎ…

ダイ・ハード/ラスト・デイ

監督:ジョン・ムーア 大人気&大ヒットシリーズ『ダイ・ハード』の最新作。世界一不運な男、ジョン・マクレーンの血と汗と頭が眩しい素敵なシリーズだが、遂にこのシリーズにも駄作が生まれてしまった。それがこの『ダイ・ハード/ラスト・デイ』である。 ア…

映画 鈴木先生

監督:河合勇人 原作はマンガで、ドラマ化からの映画化。大傑作ドラマ・映画『モテキ』と同じ枠の番組。原作、ドラマは未見のまま、友人にすすめられて鑑賞。 とりあえず、本当に面白かった。 教師を主人公としたドラマでこんな語り口・テーマの切り込み方は…

脳男

監督:瀧本智行 "イケメン×バイオレンス"という俺好みの設定。日本にダークヒーロー誕生か?と思わせる予告編で、音楽はキング・クリムゾンの『21世紀の精神異常者』を大胆に採用しチカラ技でのかっこよさ。 生田斗真は俺好みのイケメン顔だから無条件で好き…

ムーンライズ・キングダム

監督:ウェス・アンダーソン 予告から面白そうな匂いをプンプンさせてたが、それを全く裏切らず、遥か上をいくウェス・アンダーソン節炸裂の暴走系恋愛映画。 あらすじは、サムとスージーが駆け落ちするところから始まる島の騒動。それだけ。 シンプルをいか…

東京家族

監督:山田洋次 結局東京家族まだ観れてないけど、ムーンライズキングダムとか脳男とか始まったし諦めようかな・・・と思ってるそこのアナタ。東京家族、ぜひ観てください。 誠に恥ずかしいのですが、映画業界にいながら山田洋次作品は一本も観たことがあり…

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝

監督:ツイ・ハーク 馬鹿アクション映画『HERO』と冒険活劇『ハムナプトラ』を混ぜた様な映画。そこにイケメン大量投入、美人さんも引き連れ、壮大なロケーション、大規模なセット、そして3Dという盛り沢山すぎる内容の2時間が体験出来る。 正直なめてた。…

さよならドビュッシー

監督:利重剛 橋本愛だけを目当てに行ったらまさかの純・音楽青春スポコン映画だった!ミステリーもちょこっとあった。 あらすじは、ピアニストを目指す仲良し女子ふたりの遙とルシアが、ある日火事に遭ってしまいルシアが死んでしまう。火事を生き残った遙…

LOOPER/ルーパー

監督:ライアン・ジョンソン 昨年から町山智浩さんがナンバーワンに挙げていたので盛り上がってたSF映画。『トゥモロー・ワールド』『ミッション8ミニッツ』などに並ぶ、五年に一作ぐらいに生まれる小粋な良作SF映画が2013年にも誕生した。 あらすじは、未…

YOSHII CINEMAS

監督:山本透 日本のロックスターといえばご存知この男、吉井和哉!のドキュメンタリー映画。と言いつつも、メインはライブ映像だし、映画館の音響で吉井さんを堪能したいってヒト向け。 吉井和哉ファンとしては、映画館で吉井さんが観れるだけで満足。大ス…

フラッシュバックメモリーズ 3D

監督:松江哲明 松江監督最新作にしてハイパー話題作の3Dドキュメンタリー。 3Dでドキュメンタリー?という興味・感心を真っ向から受けてくれる堂々とした松江節炸裂の全く新しいドキュメンタリー映画の誕生。 あらすじは、ディジュリドゥ奏者のGOMAさんが、…

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE

監督:柴崎貴行 どちらのレンジャーも全然知らないけど、62分という素敵な尺と、この映画の宣伝スタッフが友達だったので鑑賞。するとなんとまさか、驚きのハイテンションノンストップムービーだった! 物語は単純明快。5つの幻のレンジャーキーと呼ばれるも…

ライフ・オブ・パイ

監督:アン・リー 信じられない映像美と聞いていたので、てっきり全部実写で三ヶ月くらい海上ロケとかしたのかなあと思ったら、まさかのCG全開の映像で「あ、こっち?」と驚いた。だけど、本編を観ればこの映像の意味が分かる。 良く出来た物語で、それをこ…

テッド/TED

監督:セス・マクファーレン 大ヒット御礼。二回観に行きました。 二回目は何がこんなにウケてるんだと思ったので日曜日の夕方という一番混んでる時間帯をチョイス。案の定一番大きいスクリーンが満席。客席はまさに老若男女。カップルから老夫婦まで全部い…

アウトロー

監督:クリストファー・マッカリー アメリカのキムタクことトム・クルーズの最新作は身元不明な頭がキレる流れ者。 予告とタイトルで、また馬鹿アクション映画かと思ったら大間違い。中身は驚くほどしっかり描かれ、人間の心理に迫り、サスペンスフルであり、…

DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?

監督:高橋栄樹 昨年誰もが「え?ほんとにアレ面白いの?」と疑ってかかった映画ナンバーワンの前作から一年後、2012年のAKB48激動の一年を追ったドキュメンタリー映画。 前作と負けず劣らずの大傑作! ドキュメンタリーという形だが、前作とは違うベクトル…