アウトロー
アメリカのキムタクことトム・クルーズの最新作は身元不明な頭がキレる流れ者。
予告とタイトルで、また馬鹿アクション映画かと思ったら大間違い。中身は驚くほどしっかり描かれ、人間の心理に迫り、サスペンスフルであり、トム様らしさは忘れない。ある意味傑作『ナイトアンドデイ』の真面目バージョンとも言える。
冒頭から絶妙な緊張感が続き、トム様演じるジャック・リーチャーのジャック・リーチャーっぽさはたまらない。アクションも地味めかつ一撃が重いので爽快。
特にカーアクションが見所のひとつで、ただの追いかけっこではないジャックリーチャーの車大作戦がまた観客をハラハラさせるのだ。
観客の一歩上を常にスラスラといくジャックリーチャーの探偵っぷりも楽しいし、みんな大好きロバート・デュバル演じるジジイが最高にいい仕事をするのだ。ジジイが活躍する映画にハズレなし!ロザムンド・パイク演じるヒロインも素晴らしいオッパイでした。
ミッション・インポッシブルを求めていくと失敗するけど、あまり期待してなかった人にはタナボタ的な映画。純粋に面白かったです。
そういえば、このアウトローでトム様演じる主人公はジャックリーチャー。次の新作SF映画『オブリビオン』でトム様が演じる主人公はジャック・ハーパー。そして、この映画に出てくる悪いヤツを演じるジェイ・コートニーはもうすぐ公開の『ダイ・ハード/ラスト・デイ』でジャック・マクレーンを演じる。来月3月22日は『ジャックと天空の巨人』も公開されるし、日本は今、ジャックが熱い!!!!!!
早くダイ・ハード/ラストデイ観たいー。ダサい邦題だけど。
原題は『A Good Day to Die Hard』だもの。
めちゃかっこいいわん