特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE
監督:柴崎貴行
どちらのレンジャーも全然知らないけど、62分という素敵な尺と、この映画の宣伝スタッフが友達だったので鑑賞。するとなんとまさか、驚きのハイテンションノンストップムービーだった!
物語は単純明快。5つの幻のレンジャーキーと呼ばれるものを手にすれば宇宙で最も強大な力を得ることが出来ると言われている。それを悪いヤツと争奪戦するお話。
演技や物語は子供映画の粋を出ないものの、テンポと中身の濃度はすごい。62分というチビッ子向けの尺に詰め込むだけ詰め込んだ。
これが日本版アベンジャーズと言ってしまったら怒られるかも知れないが、明らかに戦闘シーンの流れはアベンジャーズのラストバトルを意識していた。キャラをカメラで追い、そのバックにはさらに違うキャラが戦うのを長回しで一気に撮る気合いは相当なもの。アベンジャーズのようにCGを多用していないので尚更である。
さらに、ゴーカイジャーはなんと歴代レンジャーに変身して戦うというなんとも奇天烈な戦い方をする。攻撃する度に違うレンジャーに変身するのはすごすぎて笑ってしまう。ラストの巨大ロボット戦も、熱すぎる展開で攻めてくるので燃えること間違いなし。
敵のボス、バッカス・ギルは「馬鹿過ぎる」と酒の神バッカスをかけており、常に酒飲みの馬鹿将軍だがめちゃくちゃ強い。その部下のワレドナイヤーは関西弁の「ワレどないや」というアホな名前とは裏腹にめちゃ強い。
とにかく、お父さんでも「おー!なつかしい!」と思える作りにしているのはゴーカイジャーならではかなあと思ったり。もちろん今24才の俺も小さい頃観てた○○レンジャーとか○○レンジャーのロボットとか出てきたので胸熱でした。
そして、レンジャーキーを使った彼等がまさかの変身をしちゃうんですよ。もうね、まさかすぎて爆笑しましたよ。アレ。あんなの大好物です。
やっぱ、登場人物が一列に並んで歩いて来るって何でも燃えるね〜