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-オナルプスの手違い-

映画の感想やら日記やら告知やら。基本的にネタバレなし。

映画 鈴木先生

 

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監督:河合勇人

 

原作はマンガで、ドラマ化からの映画化。大傑作ドラマ・映画『モテキ』と同じ枠の番組。原作、ドラマは未見のまま、友人にすすめられて鑑賞。

 

とりあえず、本当に面白かった。

教師を主人公としたドラマでこんな語り口・テーマの切り込み方は観たことがない。学校というものの危うさを見せつけられると共に、鈴木先生独自の教育論<鈴木メソッド>を通して社会の縮図を感じさせる教室を見事に演出。鈴木先生のモノローグが多いのはモテキにもあったので深夜のノリとも言うべきか、それを逆手に取る面白い演出も多かったので良し。

主役の鈴木先生を演じる長谷川博己さんがハマリ役すぎてね。田畑智子さん、でんでんさん、この辺も最高でした。

 

映画化ということもあり、メインの話は学園モノの定番である生徒会長選挙と文化祭である。そして現代社会の問題である喫煙問題や不審者等々、学校ネタだけではない。

まさかここにマイノリティの存在の主張をぶち込んでくるなんて思いもしなかった。それほど自分の感覚が世間に馴染んでいたと思わされたし、自分の社会への見方の狭さを感じずにはいられなかった。あらゆる視点、広い視点を持ち自らで情報を取捨選択することがいかに大切か。

 

物語の運び方も素晴らしく、中盤までは予想できなかった全く違う人物たちが一つの大きなテーマを同時進行させ、ラストに集約させていくカタルシスは見事。ひとつの映画の中で、二種類の表現をしている。

 

最もらしいことを言う鈴木先生だが、彼もまた一緒に悩み成長する。それは観客も同じで、この映画を観終わったとき何かが始まる気がするのだ。社会派ドラマなんて言い方したくないけど、考えるきっかけにはなる気がする。「常識を打ち破れ、世界は変わる」の文句は伊達じゃない。

そんな理屈抜きにしても素晴らしい映画でした。

ドラマの延長ではなく、れっきとした一本の映画。

 

いやー、それにしてもあれだ、かわいかった。クラスの中心人物である小川蘇美役の土屋太凰(つちやたお)ちゃん。

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全然アリです。いけます。いただきたい。