-オナルプスの手違い-

映画の感想やら日記やら告知やら。基本的にネタバレなし。

モンスターズ・ユニバーシティ

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監督:ダン・スキャンロン

 

前作『モンスターズ・インク』から12年の時を超えてやってきた続編!じゃなくて前日譚。元々モンスターズ・インクが好きじゃないが、学園モノは好きなので鑑賞。

 

はっきり言うと期待はずれ。こんな物語にするなら前日譚の意味があったのだろうか。それなら大人しく続編にしてモンスター界の危機でも救った方が良かったのでは?

というのも、タイトルがモンスターズ・ユニバーシティなので、モンスターたちの大学生活をたっぷり描くものだとばかり思っていたからだ。モンスターにも学生時代があって、俺たち人間の学生生活とはどういう違いがあるのか、恋愛するのか、授業は?テストは?そういう身近なエピソードを重ねていくものだとばかり思っていた。その中で事件が起こり、成長する二人・・・とか思ってたらまさかの大きなイベント一つ押し。しかも授業など全く関係ない。がっかりですよ。

出てくるキャラクターも驚くほど少ない。せっかくなんだから、X-MENやスカイハイみたいに特殊能力祭りにすればいいものを、なんであんなに小出しにしてきたんだろう。最初の超巨大モンスターもっと登場させろよ。特に、学長先生の描き方が非常に雑。どうやってあのスコアを取ったのか、現役時代はどうだったのか。ましてや、厳格な事を言っている割にはただの厳しい人で終わっている。しっかりと優しい一面を見せるべきではなかったんだろうか。

かなり前作の人気に甘えた作品である。二人の仲が良くなっていくなんて分かりきっているんだから、サリーの家系がなぜ有名なのか、なぜビビリなのか、マイクのお母さんお父さん、本当にもっともっと描くべきことがあったはず。前日譚なんだから、二人の背景をもっと提示するべきだったはず。何故、何故こうなった・・・。

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俺もしようこに抱かれたい・・・。