-オナルプスの手違い-

映画の感想やら日記やら告知やら。基本的にネタバレなし。

ローン・レンジャー

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監督:ゴア・ヴァービンスキー

 

パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズやランゴのヴァービンスキー監督とジョニー・デップのタッグの新作が遂にきた!面白かったー!

 

海賊の次は西部劇!このままジャンル映画を二人で制覇して欲しい!そんな気分にさせてくれた今回のローン・レンジャー。というのも、パイレーツ・オブ・カリビアン第一作目のノリが帰ってきたのだ。やりすぎない絶妙なファンタジーをバッチリ決めてくれたのは本当に嬉しかった。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェストからワールド・エンドという最悪なシリーズで終わってしまったパイレーツシリーズも(あ、生命の泉忘れてた。まあいいや。)、今回のローン・レンジャーでOK。これを是非シリーズ化してほしい。

 

ヴァービンスキー監督はジャンル映画のベタを現代風にアレンジするのが本当に上手い。それは、海賊映画はヒットしないというパイレーツでもそうだったし、今回も西部劇を現代風にアレンジしていて、かつ定番をマッシュアップする素晴らしい演出。西部劇のお決まりである列車と馬とインディアンで新しいアクションをここぞとばかり見せてくれる。

ジョニー・デップも久々に面白い映画に出会えたと思う。ジャック・スパロウは主人公だったが、今回はあくまでも相棒。それがまた良い。トントが出しゃばり過ぎていないのが非常に良かった。続編を作るなら、是非トントを掘り下げて欲しい。

ただ、この映画を最大に盛り上げたのは、安心安全の天才音楽家であるハンス・ジマー重低音ではなく、テンション上がるアッパー系で攻めてきたのは最高だった。痛快さを上乗せする音楽たちは是非劇場で浴びて欲しい。

 

いやー、やっぱ信頼出来る男ですよヴァービンスキー監督。大好き。最高。最近のティム・バートンとデップのタッグより何倍も面白い。

 

男はキメるときマスクをつけなきゃいけないんですよ。やっぱり。

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