-オナルプスの手違い-

映画の感想やら日記やら告知やら。基本的にネタバレなし。

ジャッジ・ドレッド

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監督:ピート・トラヴィス

 

ネオB級映画、ここに誕生!!!

Twitterで面白いという感想をチラチラみたので公開日にソッコーで劇場へ。

 これが素晴らしかった。最高。なんで2013年に作ってるのにこのデザイン?このセンス?90年代B級SF映画をリスペクトしすぎてこじらせてしまった感じ。だからと言って最新技術も忘れちゃいない。この映画はインセプション以来の映像技術を使って観客にキャラクターと同じ体験させる演出を成し遂げたのだ!

 

物語は単純明快なのだが、そこにちょこちょこぶち込む倫理観、正義とは?そして、俺が『ザ・レイド』で乗れなかった原因のひとつである"キャラクターの成長"がジャッジ・ドレッドでは描かれている。浅い描き方だけど、ちょっとでもこの要素があれば俺はいいのだ。それで俺は燃えるのだ!

人体破壊の描写はまさにSFでしか出来ないグチャグチャっぷり。CGとメイクを駆使して飛ぶ肉片!血!うひょー!

出てくるガジェットたちが最高なんです。銃は完璧。電子端末も最高。バイクなんてビッグスクーターだもの。もうわかってる。わかりすぎてる。最高。

 

主役のジャッジ・ドレッドが一切顔を見せなかったところも素晴らしかった。後半の演出を活かすためなんだけど、バチっと決まってるんだよ。しょーもない伏線があったりするのも大好き。ジャッジ・ドレッドを取り囲むメインキャラクターが全員女性で、主人公をより男くささを際立たせたかったのかな。それも成功していました。

 

これ、絶対映画秘宝のランキング入るよ。絶対入る。間違いない。

 

あー、ここ最高だったな。こんなのがたっぷり観れます。3Dで観たいなあ。

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